ペットは、「家族の一員」として欠かせない存在となっています。しかし、ペットを飼うということは、その動物の命を預かるということになります。ペットを飼う際は、必ず家族で相談してよく考えてください。
飼い主として責任を持ちましょう
現在の住まいで飼うことができるのかを確認しましょう
ペットを飼うことができる住宅に住んでいることが絶対条件ですので確認をしましょう。また、住宅の広さや周辺環境など、飼うための環境をそろえることができるか考慮してください。
動物の習性・特性などを正しく理解しましょう
動物は種類によって、違った習性・特性を持っています。飼い始める前にその動物について調べ、適切な環境づくりや健康管理などを行い、ペットが快適に過ごせるようにしてください。
寿命を迎えるまで責任をもって飼いましょう(終生供養)
ペットは平均寿命が10年以上の動物も少なくありません。寿命を迎えるまで給餌、給水、健康管理などを続ける必要があります。飼育ができないため、飼っているペットを捨てることは犯罪行為となります。(動物の愛護及び管理に関する法律第44条)
危害や迷惑にならないようにしましょう
排せつ物による悪臭や毛、羽毛などにより、近隣の生活環境を悪化させたり、公共の場を汚したりしないようにしてください。また、しつけや訓練を行い、人に危害を与えたり、鳴き声による騒音などで迷惑にならないようにしてください。
ペットが逃げたり迷子にならないようにしましょう
ペットが逃げ出したりすると、周りの人やペット自身が危険となります。そのようなことがないように室外で飼うときはリードなどでつなぎ、室内で飼うときは、外に出ないように注意してください。万が一逃げてしまった場合に備え、鑑札などをつけてください。
経済的な負担があります
エサにかかる費用だけでなく、医療費やワクチン代、生活用品の購入などさまざまな費用が掛かります。
犬を飼育する方・している方
登録が必要です
犬を飼育する場合は、犬を取得してから30日以内に犬の登録をすることが義務付けられていますので、町民課へお越しください。(狂犬病予防法第4条)。
※生後90日以内の犬の場合は、90日を過ぎてから30日以内に登録をする必要があります。
狂犬病予防注射の接種をしてください
毎年1回、狂犬病予防注射を受けることが義務付けられているので、必ず接種してください(狂犬病予防法第5条)。狂犬病は、狂犬病ウイルスに感染している犬やその他の動物に噛まれることで引き起こされる感染症で人間が発症すると、救命は極めて難しいと言われています。なお、訓子府町では毎年6月に町内一斉注射を実施しています。狂犬病予防注射についてはこちら
猫を飼育する方・している方
愛猫を病気から守りましょう
外で飼うことにより病気になるリスクが高くなってしまうため、室内で飼うようにしましょう。また、猫にも病気を予防するための注射がありますので、受けさせることをお勧めします。接種の際は動物病院へご相談ください。
繁殖力が高い動物です
猫は、1回の出産で4~8匹の子猫を産み、1年に2~4回の出産をします。不幸な子猫を出さないためにも避妊・去勢手術を受けることが必要です。
周りへの配慮が大切です
最近では、動物のふん尿で困っている声が少なくありません。顔なじみだからこそ「困っている」、「迷惑だ」と言えないで悩んでいる人もいます。特に野良猫はエサを与えるとその場所にたくさん集まってきます。エサを与えることは悪いことではありませんが、与えるのであれば飼い主としての責任が伴います。食べ残しやふん尿の始末を行うなど、近隣や環境に配慮をしてください。また、散歩をしたときの排せつ物は飼い主が必ず持ち帰るようにし、町をきれいに保ちましょう。