1987年(昭和62年)、北見市を中心に周辺1市9町(北見市、留辺蘂町、訓子府町、置戸町、端野、美幌町、遠軽町、女満別、津別町、佐呂間町)の図書館による「北見地域図書館ネットワークシステム研究会」が発足されました。
同研究会では、図書館相互の情報交換ネットワークシステムの構築に関する調査・研究を通じ、図書館サービスの向上を図ることを目的にしています。
図書館のネットワーク化を図る上で、図書館業務の電算化が必要不可欠であることから1市9町図書館では、電算化への取り組みが行われました。
また、図書館の相互協力として、資料の相互貸借を開始しました。
市立北見図書館の電算化(1988年)を皮切りに、他町も順次電算化を進め、1993年4月には、訓子府町図書館も電算化されました。また、効率的に資料の相互貸借を推進するために、図書館同士での相互に図書データを検索できるシステム構築の研究も進めていき、1998年3月には、図書館業務システムと連動した図書館ネットワークシステムが稼動しました。
また、利用者が直接北見地域の図書館を利用できるよう、図書館カードの共通利用を開始しました。
さらに、住民に開かれた情報メディアの研究を行っており、インターネットなどを活用した資料の総合目録化や郷土資料のデータベース化および公開などに向けて研究を進めています。
訓子府町では、地域内(町内)ネットワークおよび住民への情報提供を図るため、インターネットを活用したホームページ及び資料検索・申込みサービスを開始しました。
2002年(平成14年)、同研究会の公式ホームページを立ち上げ、北見地域の公共図書館の図書資料を検索するための「北見地域横断検索システム」が稼動しました。
2014年(平成26年)3月、「北見地域横断検索システム」を終了し、4月からは北海道内図書館の蔵書を検索対象としている「北海道立図書館横断検索システム」を活用した検索方式へ変更しました。
北見地域の公共図書館や道内公共図書館の図書資料を検索する場合
北海道立図書館横断検索システム
http://library.pref.hokkaido.jp/web/service/cross/index.html
北見地域図書館ネットワークシステム研究会ホームページ
http://lib.city.kitami.lg.jp/kitaminetwork/top.html
図書館カードの共通利用