これからの時期は気温が上がり、食中毒の発生が多くみられます。日常生活では次の点に注意し、食中毒を防ぎましょう。
細菌性食中毒の特徴
- 室温(20~40度)や湿度の高いところで活発に増殖する
- 加熱するとほとんどの菌が死滅するため、食品を十分に加熱する
- 冷凍しても死滅しない菌の種類がある
このような食品には注意
レバ刺し、鶏刺し、ユッケ、牛肉のたたき、加熱が不十分な鶏卵、刺身、生寿司、室温で鍋に入ったまま放置していたカレーやシチューなど

- テイクアウト(持ち帰り)は、調理してから食べるまでの時間が長く、気温の高い時期は特に食中毒のリスクが高まります。持ち帰ったら長時間放置せず、すぐに食べるようにしましょう。
食中毒予防の3原則
菌をつけない
- 手洗いを徹底して行う
- 食品や調理器具はしっかり洗浄する
- 調理器具は用途に分けて使い分ける
- 食品はラップなどに包んで保存する
菌を増やさない
- 冷凍や冷蔵の必要な食品を常温で放置しない
- 作ったものは早めに食べる
- 冷蔵庫・冷凍庫に物を詰め過ぎない(庫内の温度が高くなるため)
菌を消滅させる
- 食品は内部までしっかり加熱する(中心部は75度で1分以上)
- 調理器具の消毒を行う