介護(かいご)保険(ほけん)料(りょう)と納め(おさめ)方(かた)

　介護(かいご)は誰(だれ)もが直面(ちょくめん)する問題(もんだい)です。社会(しゃかい)全体(ぜんたい)で支える(ささえる)ために、原則(げんそく)として、加入(かにゅう)するすべての方(ほう)が保険(ほけん)料(りょう)を納め(おさめ)ます。
　65歳(さい)以上(いじょう)の方(ほう)と40歳(さい)から64歳(さい)までの方(ほう)とでは保険(ほけん)料(りょう)が異なり(ことなり)ます。

第(だい)1号(ごう)被(ひ)保険(ほけん)者(しゃ)（65歳(さい)以上(いじょう)の方(ほう)）の場合(ばあい)

保険(ほけん)料(りょう)

　65歳(さい)以上(いじょう)の方(ほう)の保険(ほけん)料(りょう)は、町(まち)の介護(かいご)サービスにかかる費用(ひよう)がまかなえるように算出(さんしゅつ)した「基準(きじゅん)額(がく)」をもとに決まり(きまり)ます。
　この「基準(きじゅん)額(がく)」をもとに、所得(しょとく)段階(だんかい)に応じ(おうじ)た負担(ふたん)になるように、13段階(だんかい)に分かれ(わかれ)ています。

＜基準(きじゅん)額(がく)の決まり(きまり)方(かた)＞
　基準(きじゅん)額(がく)（年額(ねんがく)）＝　町(まち)の介護(かいご)サービス総(そう)費用(ひよう)　×　第(だい)1号(ごう)被(ひ)保険(ほけん)者(しゃ)の負担(ふたん)分(ぶん)　÷　町(まち)の第(だい)1号(ごう)被(ひ)保険(ほけん)者(しゃ)の人数(にんずう)
　
　（注(ちゅう)）訓子府町(くんねっぷちょう)は令和(れいわ)6年度(ねんど)から令和(れいわ)8年度(ねんど)の基準(きじゅん)額(がく)は、年額(ねんがく)6万(まん)7,800円(えん)となります。

　　　※令和(れいわ)7年度(ねんど)保険(ほけん)料(りょう)につきましては、年金(ねんきん)収入(しゅうにゅう)の基準(きじゅん)額(がく)が80万(まん)円(えん)から80万(まん)9,000円(えん)に変更(へんこう)となりました。

（注(ちゅう)）老齢(ろうれい)福祉(ふくし)年金(ねんきん)　　
明治(めいじ)44年(ねん)（1911年(ねん)）4月(しがつ)1日(にち)以前(いぜん)に生まれ(うまれ)た方(ほう)、または大正(たいしょう)5年(ねん)（1916年(ねん)）4月(しがつ)1日(にち)以前(いぜん)に生まれ(うまれ)た方(ほう)で一定(いってい)の要件(ようけん)を満たし(みたし)ている方(ほう)が受け(うけ)ている年金(ねんきん)です。

（注(ちゅう)）合計(ごうけい)所得(しょとく)金額(きんがく)
実際(じっさい)の収入(しゅうにゅう)から必要(ひつよう)経費(けいひ)に相当(そうとう)する金額(きんがく)を差し引い(さしひい)た額(がく)です。扶養(ふよう)控除(こうじょ)や医療(いりょう)費(ひ)控除(こうじょ)などの所得(しょとく)控除(こうじょ)をする前(まえ)の額(がく)です。第(だい)1～5段階(だんかい)の方(ほう)の合計(ごうけい)所得(しょとく)金額(きんがく)は、年金(ねんきん)収入(しゅうにゅう)に係る(かかる)雑(ざつ)所得(しょとく)差し引き(さしひき)後(ご)の金額(きんがく)です。分離(ぶんり)譲渡(じょうと)所得(しょとく)がある方(ほう)の合計(ごうけい)所得(しょとく)金額(きんがく)は、特別(とくべつ)控除(こうじょ)額(がく)差し引き(さしひき)後(ご)の金額(きんがく)です。

納め(おさめ)方(かた)

　保険(ほけん)料(りょう)は原則(げんそく)として年金(ねんきん)から納め(おさめ)ます。年金(ねんきん)額(がく)によって納め(おさめ)方(かた)は2種類(しゅるい)に分かれ(わかれ)ています。

（注(ちゅう)）年金(ねんきん)が18万(まん)円(えん)以上(いじょう)でも、次(つぎ)のような場合(ばあい)、納付(のうふ)書(しょ)で納め(おさめ)てもらう場合(ばあい)があります。
　　　・年度(ねんど)途中(とちゅう)で65歳(さい)（第(だい)1号(ごう)被(ひ)保険(ほけん)者(しゃ)）になった場合(ばあい)
　　　・他(た)の市町村(しちょうそん)から転入(てんにゅう)した場合(ばあい)
　　　・収入(しゅうにゅう)申告(しんこく)のやり直し(やりなおし)などで、保険(ほけん)料(りょう)の所得(しょとく)段階(だんかい)が変わっ(かわっ)た場合(ばあい)　など

第(だい)2号(ごう)被(ひ)保険(ほけん)者(しゃ)（40歳(さい)から64歳(さい)までの方(ほう)）の場合(ばあい)

国民(こくみん)健康(けんこう)保険(ほけん)に加入(かにゅう)している方(かた)

• 保険(ほけん)料(りょう)
  　介護(かいご)保険(ほけん)料(りょう)は国民(こくみん)健康(けんこう)保険(ほけん)税(ぜい)と同様(どうよう)に世帯(せたい)ごとに計算(けいさん)されます。
• 納め(おさめ)方(かた)
  　医療(いりょう)保険(ほけん)分(ぶん)と介護(かいご)保険(ほけん)分(ぶん)とを合わせ(あわせ)て、国民(こくみん)健康(けんこう)保険(ほけん)税(ぜい)として世帯(せたい)主(ぬし)が納め(おさめ)ます。

職場(しょくば)の医療(いりょう)保険(ほけん)に加入(かにゅう)している方(かた)

• 保険(ほけん)料(りょう)
  　給与(きゅうよ)（標準(ひょうじゅん)報酬(ほうしゅう)月額(げつがく)）と医療(いりょう)保険(ほけん)ごとに設定(せってい)される介護(かいご)保険(ほけん)料(りょう)率(りつ)に応じ(おうじ)て算定(さんてい)されます。
• 納め(おさめ)方(かた)
  　介護(かいご)保険(ほけん)料(りょう)と医療(いりょう)保険(ほけん)料(りょう)を合わせ(あわせ)て、給与(きゅうよ)から差し引か(さしひか)れます。

保険(ほけん)料(りょう)を納め(おさめ)ないでいると

　第(だい)1号(ごう)、第(だい)2号(ごう)被(ひ)保険(ほけん)者(しゃ)ともに、介護(かいご)保険(ほけん)料(りょう)を納め(おさめ)ないでいると、滞納(たいのう)期間(きかん)に応じ(おうじ)て次(つぎ)のような措置(そち)がとられます。

1年(ねん)以上(いじょう)滞納(たいのう)すると

　介護(かいご)サービスにかかる費用(ひよう)をいったん全額(ぜんがく)自己(じこ)負担(ふたん)していただき、申請(しんせい)によりあとから保険(ほけん)給付(きゅうふ)分(ぶん)が支給(しきゅう)されます。

1年(ねん)6か月(かげつ)以上(いじょう)滞納(たいのう)すると

　保険(ほけん)給付(きゅうふ)の一部(いちぶ)または全部(ぜんぶ)が一時(いちじ)的(てき)に差し止め(さしとめ)となります。

2年(ねん)以上(いじょう)滞納(たいのう)すると

　利用(りよう)者(しゃ)負担(ふたん)が1割(わり)から3割(わり)に引き上げ(ひきあげ)られたり、高額(こうがく)介護(かいご)サービス費(ひ)が受け(うけ)られなくなります。