第74回敬老祭が開催されました!
9月5日は公民館講堂にて敬老祭が開催されました。
長年にわたり社会に寄与され、訓子府町発展の礎を築いてこられた高齢の皆さまを敬愛し長寿をお祝い、そして感謝の気持ちをお伝えするとともに皆さまの豊富な知識と経験を次の世代に伝えていただき、健康で生きがいのある社会が築かれるようにとの願いを込めて昭和27年から開催し本年で74回目となります。
本町は昭和26年に役場庁舎、公民館を新築し、町制を施行しました。昭和25年の国勢調査では人口10,854人、年少人口4,576人、生産年齢人口が5,821人、65歳以上の老年人口が457人4.2%と14歳までの子どもの数は一番多かった時代でありました、戦後復興の高度成長期に入った時代でその後20年ほどは中学校を卒業後、都会に集団就職など激しい人口減少が進みました。
現在は人口4,412人、65歳以上の老年人口は1,794人で40.7%と少子高齢化時代を迎え、老年人口も減少に転じ、すべての年齢区分の人口が減少する時代に突入しました。75歳以上は1,082人と24.5%を占め、招待者が一堂に会する会場がないことなどから節目の年齢で招待をしています。新規では数え75歳が75名、そのほか喜寿、傘寿、半寿、橋寿、米寿、卒寿、珍寿、白寿、100歳以上と招待者が455名、出席者が148名でありました。皆さんは75歳以上でありますが、とても年齢を感じさせない若々しさ、かくしゃくたるお姿を拝見し大変うれしく感じました。町には100歳を超える方が14名おられますが、その中で100歳を迎える方が出席をいただき長寿のお喜びを申し上げたところです。
また、9月15日の敬老の日には第3回敬老の日ゲートボール大会で議長、副議長、副町長、教育長と町長の役職員チームとゲートボール協会選抜の90歳以上で構成する「訓子府元気チーム」とエキシビジョンマッチで対戦します。町長就任以来3回目の対戦となります。最高齢の選手はなんと95歳です。ルールにも慣れてきましたので勝利めざして元気を分けていただきたいと思います。
平均寿命も劇的に伸長し80歳を超えてきました。また、本町は一貫して農業を基幹産業として多くの先輩方の労苦、そして、たゆまぬ努力により今の産業の発展、教育、福祉の充実により持続可能なまちが発展してきたことに心から感謝を申し上げたいと思います。
9月20日は秋季例大祭です。実りの秋を迎え収穫に感謝し、五穀豊穣、人々の健康、地域の繁栄を祈願するものであります。
現在、収穫作業の最盛期でありますが、本年は植え付け期の天候不順、干ばつ、異常高温など多くの作物に影響が出ているとお聞きしています。7月には38℃を記録するなど異常気象を超え天変地異ではないか、地球温暖化が進んでいるのか?わが町も微力ながら温室効果ガスの削減に向け「ゼロカーボン」を宣言し各種の施策に取り組んでいるところであります。いずれにしましても農業者の皆さんが精魂込めて作られた農産物であります。豊穣の出来秋を祈願いたします。
(令和7年9月11日 訓子府町長 伊田 彰)