新年あけましておめでとうございます
皆さま新年あけましておめでとうございます。
輝かしい新年をご家族等と迎えられたことにお喜びを申し上げます。
日頃より町政運営にご協力を賜り厚くお礼申し上げるところです。
さて、新年は夜半からの降雪により元旦から今シーズン初めての全車出動除雪で幕をあけました。昨年暮れからは道内の一部地域や東北地方では平年比2~3倍の災害級の豪雪に見舞われ住民生活に大きな影響を及ぼしているようであります。本町では雪がない状況でもありましたが、12月21日にはスキー場の安全祈願にあわせ、昨シーズンは小雪で開設期間が1週間と最短であったことなどから適度の降雪と早い開設を祈願したところです。
畑も雪景色となり、玉ねぎの育苗ハウスは2月からの作業に向け一休みといったところでしょうか。
ウクライナ戦禍、継続する円安基調などによりエネルギー、食料品をはじめ全ての価格上昇が続き、町民生活に大きな影響を及ぼしています。グローバル化を推し進めた国の経済対策、失われた30年のしわ寄せが今きているのかもしれません。
国では、年末の臨時国会で低所得世帯支援給付金や物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金などの経済対策を予算化、本町においては第4回定例町議会で福祉灯油、低所得世帯支援給付金は専決で予算化し、既に福祉灯油は年内支給がはじまり、給付金についても順次手続きが進められています。
なお、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金事業については様々な施策を1月の臨時町議会で提案を予定するなど迅速な執行に向けて準備を進めているところであります。
一方では、新年度予算に向けて、まちづくり株式会社の設立に向けた移動アンテナショップの都内出店や昨年宣言したゼロカーボンシティの具現化を図るべき施策に取り組んでまいります。
そのほか、長年懸案事項にありました北栄から西富地区を流下する紅葉川の国営かんがい排水事業「訓子府北栄地区」が12月27日の政府予算閣議決定で新規着工が認められ、新年度から工事に着手することとなります。聞きますと国営事業の新規箇所は4地区のみの採択であったようで、お力添えをいただいた多くの関係者の皆さまにお礼を申し上げます。
また、石破新政権は「地方創生再起動」を重要な政策として「若者や女性に選ばれる『楽しい地方づくり』、「人口減少下での社会機能の維持」をめざして夏には基本構想を策定すると公表されました。人口減少、少子高齢化は本町においても喫緊の課題でもあり、どのような施策が効果的なのか見極めて実行していかなければなりません。
いずれにしましてもこの1年が本町にとってより良い1年となることを祈念して新年にあたっての決意としたところです。
(令和7年1月8日 訓子府町長 伊田 彰)